Ｑ歯を削ったら損ではないですか？
Ａそうです。しかし、何もしないでそのままにしておくより削って治療したほうが得と判断されたとき、医療は行われますので、やは り削ってかぶせた方が得ということになります。もちろん、削らないことにこしたことはありませんので、むし歯にならないようにする ことが大切ですし、むし歯になっても初期のうちに大きく削ることなく治せる程度で治療することが大切です。それには痛みを感じないときと覚えておいてください。まずは定期的に健診を受けてみましょう。早期発見が大切です。
Ｑ1本の歯のむし歯治療に何回も通うのはなぜですか？
Ａ簡単なむし歯なら1回で削って詰めて完了です。削ったあと、詰めものの型を採って入れる場合なら2回で完了します。
ところが歯髄まで達するむし歯ですと、侵された歯髄を取り除き、消毒、充填する根管治療が必要となります。そのため何回も（２～４．５回程度）通っていただいて消毒、充填するのです。ちょっと変だな？と思ったら我慢せずにすぐチェックしてもらうのがおすすめです。
Ｑ詰め物の色が、銀色のとき白色のときがあるのですがどうしてですか？
Ａむし歯の深さが浅い時（1回で治療が完了するとき）は、白い詰め物をします。まわりの歯の色とできるだけ同じようになるよう歯科医師は注意して行います。
それより少し深い場合は型をとって銀色の詰め物（インレー）を作り、削った穴を埋めることになります。金属アレルギーがある、あるいは口を開けたときに色が気になる・・・という場合は自費で白い詰め物にすることもできます。
Ｑ前歯にかぶせものをするとき、保険はききますか？
Ａはい。ききます。
変色しやすく、少し厚ぼったく見え、色味も限られているという難点はありますが保険でも白い歯が入ります。より自分の歯に近いものをご希望されるなら自費のかぶせものになります。いくつか種類がありますが患者様のお口の状況、かむ力などによってどのタイプのものがよいか異なりますので詳しいことはお尋ねください。