Q歯がないとどうなりますか?
A物を食べられないので、必要な栄養がとれず、健康を損なうこともありますし、噛まないで食べるためつい、食べ過ぎてしまい、肥満や高血圧、他の生活習慣病をひきおこす原因になることもあります。また、最近、認知症のリスクが高まるともいわれています。
Q入れ歯ができるまで何回ぐらいかかりますか?
A患者様のお口の状況によって異なりますが、一般的には次の通りです。
Ⅰ入れ歯の本数が少ない場合
- 型と咬み合わせをとる
- 完成
Ⅱ入れ歯の本数が多い場合
- 審査診断 残っている歯や部分入れ歯をひっかける歯の状態、歯肉の状態などを診ます。咬み合わせをチェックするため簡単な型とりをします。
- 型をとる 患者様専用に作製した型とり器で精密な型をとります。
- 咬み合わせをとる。
- 試適 洋服の試着のようなもの。歯の出方や色などのチェック、適合などをみます。
- 装着 完成した入れ歯を入れます。柔らかめのものから召し上がって少しずつ慣らしていってください。
- 調整(必要があれば) 装着時にはいいと思っても、実際に使ってみると、痛かったり、あたりが気になったりすることがあります。そのときは調整します。痛いから入れ歯を使わない、ではなく、少しずつ調整していけば、お口にぴったりの入れ歯ができます。何度でも遠慮なく調整においでください。
Q話しにくくなりませんか?
A入れ歯を入れた当初はなにか食べ物を入れたまましゃべっているようで周りの人が言葉をよく聞き取れない感じになることもありますが、1ヶ月ほどすると比較的明瞭になります。それでも気になられる場合は自費になりますが、うすい金属床の入れ歯を作ることもできます。 ご相談ください。
Q入れ歯は食べ物がおいしくなくなると聞きますが・・・?
Aそのように多くの皆さんがおっしゃいます。しかしその入れ歯がなければ何も食べられないわけです。ですからありがたいとおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますし、ある程度慣れるとそれほど苦痛ではなくなるようです。
Q入れ歯の取り扱いはどうすればよいですか?
A毎食後、はずして洗ってください。水洗のみではなく一日一回は入れ歯洗浄剤(薬用)で消毒なさることをお勧めします。夜ははずして休んだほうがよい場合とそうでない場合があります。完成時にご説明しますが、ご不明な点がございましたらお尋ねください。
Qスペアがないと不安なのですが。
A保険制度では認められていません。どうしてもとおっしゃる場合は自費になりますが、作ることはできます。
Q前歯にかかるバネが銀色で目立ってイヤなのですが。
A自費になりますが、ノンクラスプデンチャーなどの目立たなくする義歯もありますので、ご相談ください。